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クルミを石で割って食べた / 北海道へ #02

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クルミを石で割って食べた / 北海道へ #02

クルミを石で割って食べた / 北海道へ #02

「縄文と弥生はどう違うんですか?」
「大きくは食べ物が違うんだ。縄文は周りのものを採って食べて、弥生は穀物を育てて食べたんだよ。」
子どもと学芸員の会話を聞いて、食べ物で文化が変わるのかと改めて考えていた。

クルミを石で割って食べた。
発掘された石の道具を使って、子どもが近くの森で取れたクルミを割った。
美味しいと言って、また割った。割れ方は毎回違っていた。
この行為が何かの儀式のようだった。いや、本来全ての行為が全てに影響を与えていて、行為そのものが今でいう儀式のようなものだったのかもしれない。

クルミを石で割って食べた。
口にクルミを入れると、あの乾いたような食感と、どこか木の皮の風味がする味が口に広がった。縄文時代の純粋に食べるためだけに集中した生活、火や水、風や雲の動き、植物、虫や鳥たちの動き、家族の変化や自分の内面など、とても繊細な部分まで感じ取っていた風景が広がる。

「このクルミの木は、世代を繋いで縄文時代からある木なのかもしれません。」学芸員がそう言った。

クルミを割る
クルミは定期的に採りに行っているそう
クジラの骨でできた刀
クジラの下顎骨を加工した刀の形の祭祀道具。灰の中から出土しており、火を受けたために刃が曲がったと考えられています。儀礼とともに火の中に投げ込まれたのでしょう(引用元:北海道・北東北の縄文遺跡群 https://jomon-japan.jp/)
クシ
クシと思われるもの。髪の毛をまとめる時に使ったのだろう
再現された集落
今も当時と変わらず水が湧いて川ができている。湧水点近くからは大量の礫石器(すり石や石皿)が出土していて、石器の廃棄に伴う祭祀場なのではと考えられている
水源
水源の水は冷たく、クルミと同じ木の風味が僅かにあった
竪穴式住居
火を絶やさないことは家を長持ちさせることに繋がっていた
貝塚
貝塚上に立つと乾燥した感じがした。ふと、除菌の役割もあったかもしれないと思った。毛皮などを干す、病気の人を置くなど、除菌を浄化または今ある世界とは違う世界の入り口と捉えていたのかもしれない
貝塚から集落を見下ろす
貝塚の下からは人の墓やシカの頭骨を一定方向に配置するなど、儀礼の痕跡が確認されている。貝塚は送り場として使われたのではないかという説がある
海岸線
気温の変化によって海岸線は今ある位置へ。貝塚の位置も内陸から沖へ僅かに移動している

 

Piton ink
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