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白老はいつも霧がかかっている / 北海道へ #01

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白老はいつも霧がかかっている / 北海道へ #01

白老はいつも霧がかかっている / 北海道へ #01

霧のような小雨と言ったらいいだろうか。服はいつの間にか濡れていた。テントを張る作業を中断して、レインジャケットをトランクから取り出した。

ある写真を見たのがきっかけでずっと北海道が気になっていた。その写真には竪穴式と思われる2つの住居が写っていて、小さな小川が流れていた。近代的なものが一切写り込んでなく、いまでもそこに縄文人が住んでいるような、そんな息づかいを感じてとても惹かれた。

その写真を見てから2年以上経ったかもしれない。その場所に立ってみたいという興味は全く薄れることなく続き、今回、ちょうど良いタイミングと縁があって、7歳の息子と2人で北海道を訪れたのだった。

1日目は偶然見つけたキャンプ場のテントの中で過ぎようとしている。偶然というか、いくつか問い合わせした中で快く受け付けてくれたキャンプ場がこのポロトの森キャンプ場だった。受け付け時間の17時はおろか、18時にも間に合わないかもしれないと伝えたところ、事情を聞いた管理人さんの「22時くらいまで待ってるから買い物でもしてゆっくりおいで」との言葉に、むしろここしかないと思ったのだった。

翌朝、目が覚めても外は霧の中だった。到着時には暗くてわからなかった隣のポロト湖に、うっすらとアイヌの住居らしきものを見た。寝てる間に時間が遡って集落に到着したような、そんな感覚になって嬉しくなった。
旅の始まりの日に門を開かれたような、そんな気がした。

 

ポロトの森キャンプ場

ポロトコタン アイヌ民族博物館
※平成30年(2018)4月1日(日)より、「新ポロトコタン・アイヌ民族博物館」準備のため休館(2020年4月24にオープン予定)

ポロトという湖名はアイヌ語で「大きな沼」を意味する。白老(しらおい)にはアイヌの集落があったそうだ。ちなみにムスコはよくスペイン語で「ポロト〜」と呼ばれている。「小まめちゃ〜ん」という意味の愛称なのだが、「ポロトだって〜。ぼくみたいな池だね」と笑っていた。
船で向こうに渡れるようだ。木の葉に溜まった水が湖面に落ちていた
波高し、この辺りは火山性の砂か。海岸は黒い
霧の中の漁村。朝早いせいか静かだ。人のいない世界に迷い込んだような気がした
製紙工場が見える。煙突から出る煙はすぐ空とひとつになった
「この辺りは春から夏にかけて冷たい親潮(千島海流)の影響で、南からの湿った空気が冷やされて毎日こんな天気なんだよね。内陸に行けば晴れてるよ。」と管理人さんが教えてくれた

 

Piton ink
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