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追憶〜01

四国を歩いたことをよく思い出します。

1300km歩き旅の最初の2週間は不安や心配だらけでした。

しかし、旅も中盤に差し掛かると爽快に感じる日々が続くようになります、また余分な物がいらなくなって荷物も減ります。

身も心も軽くなるというのはこういうことかと思いました。

そんな四国の日々を少しずつ整理したいと思います。

 

 

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出発は2010年4月7日でした。

本当にみんな白装束で熱心に祈っていました。

祈りってなんなんだろう。

 

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初日、第一番札所 霊山寺への移動中に声をかけられたポーランド人のWojciech。

彼はアジアを旅行中で、夕方まで一緒に歩くことになりました。

ビデオやノートに祈る人々とその文化について熱心に記録を取っていました。旅行関係の仕事をしているそうです。

昼時、彼は食パンにハムとチーズだけを挟んだのを頬張りながら、全ての疑問を僕に向かって飛ばしてきました。

僕は妻が持たせてくれたおにぎりをがっつりホームシックになりながら食べてました。気分はブルーでしたが、出来るだけ答えました。いや、彼がいたから深く落ち込まなかったのかもしれません。ありがたや。

Wojciechは、人に頼るのが上手な人で、出会う全ての人に対してとても上機嫌に接していました。

自分の気持ちを上機嫌に保つことは、上手に生きることなのかもしれません。

旅の初日に彼にあったのはそういった教えだったのでしょうか。

 

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熱心に祈る純粋さと旅行者の気分と目線。この二つはいつも持っていたいものです。


幹の風景

近くの公園を子どもとよく散歩します。

出来るだけ土で木の生えた所を選んで歩いています。

先日、林の中でしばらく動けなくなりました。

木の幹の風景があまりにも美しかったからです。

コントラストがハッキリとしたその模様は夜空に浮かぶ雲の様であり、日本画を見ている様でした。

その場で調べてみるとウメノキゴケというありふれた苔が生えた跡が白く残っていることがわかりました。

他の木を見ると青緑色の苔が生えていました。

生き物の上に折り重なる様に生き物がいて、それぞれの営みが様々な風景を作り出していると俯瞰してみたとき、美しさの他に複雑な多様性と膨大な時間に圧倒されます。

人間も60兆の細胞からできているといわれ、そのほかにも多くの細菌とともに暮らしています。

子どもに急かされながら、その場でウロウロとその宇宙観に浸ってしまいました。

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ふと目に留まった幹の風景。

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近づくと幹の凹凸と苔の跡が見事です。

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周りの木についていたウメノキゴケ。排気ガスに弱いので道路の近くにある木には生えないそうです。

染色にも使われるそうで、奇麗な青緑はどんな色になるのでしょうか。

 


参加して知ること

2014年11月1日から3日まで、「2014年第6回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・福岡」が開催されます。

スペシャルオリンピックスとは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織で、オリンピックと同様に4年毎に夏季・冬季の世界大会を開催しています。

福岡大会は、翌年アメリカ合衆国のロサンゼルスで開催される「2015年スペシャ ルオリンピックス夏季世界大会・ロサンゼルスの国内選考を兼ねてます。

今回、広報の企画やデザインでお手伝いをしています。

思い返すと、関わりだしたのが2005年長野の世界大会なので10年目です。

 

今大会はみんなで作るをコンセプトに、出来るだけ参加型にすることで大会やスペシャルオリンピックスを知ってもらうことを目標にしています。

まずは知ることから、お互いの存在を認め、共に助け合うという考え方のソーシャルインクルージョンへ繋がればと思っています。

 

先日、FUKUOKAデザインリーグさん主催で大会のメインビジュアルを募集し、JR博多シティさんのご協力で8月9日から24日までポスター展、22日には表彰式が行われました。

また関連イベントとして、JR博多シティ5F東急ハンズ前で応援フラッグ製作ワークショップを行い、講師としてアトリエブラヴォさんに参加してもらいました。

障がい者、大人、子ども、みんなが同じテーブルで肩を並べ、アスリートを応援するというテーマでフラッグを製作する。とても居心地の良い空間となり多くの方が参加されました。

ワークショップに参加出来ない方も、サイトからフォーマットをダウンロードして、大会事務局に送ることが出来るので是非チェックしてください。

フラッグは大会期間中、各競技会場に飾られ、アスリートを応援すします。

詳しくはこちらから→スペシャルオリンピックス日本

 

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ワークショップには学生や企業から沢山のボランティアの方が手伝いに来られた。テーブルは空くことがありません。

 

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大会に参加するアスリートが来て書いてくれたもの。書いている途中から手元から目が離せません。

 

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講師のアトリエブラヴォの皆さんと集まったフラッグ。集まると想像以上に力強いです。

 


空と大地のバランス

少しバタバタが続いた8月頭のちょっとした合間に大分県の久住に行きました。

久住は大分県と熊本県の県境にある高原地帯。

台風の影響で生憎の天気で、とても短い滞在でしたが、行くだけでゆったりとした気分を味わえる所です。

久住の空気は爽やかで、永遠と続く様に見える草原の風景に心が大きくなってゆきます。

色んな細々としたことを忘れて世界とひとつになる感じを味わいに訪れる、大好きな場所です。

そういえば、子供の時からたまに家族で行く時やボーイスカウトなどでもよく来ていました。

もしかしたら、子供の頃の体験がポジティブな印象を持たせているのかもしれません。

 

久住から阿蘇に下り熊本に入るルートは空と大地のバランスが素晴らしく、進むごとにダイナミックに景色が変わり、先に進む事がワクワクします。

環境は思った以上に人に影響を与えるもので、そういった心地の良いところに根を下ろしたいと思う願望は増すばかり。その願いは少しずつ、少しずつ、近づいている様な気がしています。

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雲が次々と山を撫でていく様子は見ていて飽きません。

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ずいぶん昔から森の中に住む事を考えています。


RescueT-Shirts2014

今年もRescueT-Shirts 2014に出しました。

世界の社会問題を考える脳がモチーフにしています。

いろいろ問題はあって考えてるけど、すごくシンプルなところに根源的な答えがあるんじゃないか?

というのを絵(文字)にしてみました。

いつも通り、バタバタと作って出しているので、若干綴りが心配ではありますが、ご容赦を。

Mr.MAXの店舗とwebsiteで購入できて、売り上げの15%赤十字に寄付されます。


自家製ジンジャーエール

日中は汗ばむ様になって来ました。

外出から帰ると冷たい物をぐいっとのみたくなる欲求は、自然な事なんだろう。

そんな時に体にいいからと、熱いお茶を飲むのは御免被りたい。

何事も素直になる事は大切だと思う。なので、体の欲求には従う事にしよう。

また、そんな欲求を満たすのに気の効いたものが用意されていると嬉しい。

いま家の冷蔵庫には自家製のジンジャーシロップとソーダが冷えています。

グラスにジンジャーシロップをスプーンで数杯加えてソーダを流し込むと自家製ジンジャーエールが完成します。

ジンジャーシロップの中身は無農薬の生姜、唐辛子、黒糖。

生姜は体を温める食べ物として、唐辛子は殺菌作用に加えビタミンA、ビタミンCが豊富、黒糖はミネラルが多く含まれています。

味もよし、体にもよし、精神的にもよい。(たぶん)

と、いいこと尽くしのようですが、多少の時間と手間がかかる作業です。

生姜を剥いて細かくきって、唐辛子と黒糖を加えて20分間煮る。

 

それぞれの役割を認識して、組み合わせる。

それに伴う手間と時間はそれなりにかかるものです。

手間を惜しまないものを作る想いが、体にいいということにも繋がるんだと思います。

と、冷たい飲み物を飲んでるが、実はちょっと風邪気味。今日は早く寝よう。
自家製ジンジャーエールのつくり方は検索すると沢山出てくるので、そちらにお任せするとして、

作業自体は煮るだけのことで難しい事ではないです。ぜひお試しあれ。


ボランティア

僕は仕事の技術を使ってボランティアをしています。

そのことに対して賛否議論になる場合もありますが、無料で仕事をしてはいけないという意見には賛同します。

ただ、ボランティアは仕事ではないです。

ボランティアは、自発性、無償性、利他性、先駆性とウキペディアにはありました。

先駆性がよくわかりませんが、自分が役に立ちたいという思いが重要なように感じます。

その思いが先にあって、一番役に立ちそうなことは、仕事の技術ということなのです。

いつもやっていることなので、ちょっと余裕がでてきます。

なので、余力で他のボランティアもできるという感じです。

僕的にボランティアは、ゆとりを持った、自発性、無償性、利他性です。

 

 

 

 


水の生まれるところ

前々から水がこんこんと湧き出る様な豊かな場所への憧れがありましたが、最近その想いは益々顕著になるばかりです。
水に恵まれた場所へ行くと、そこに住む事への妄想が膨らみます。
便利さよりも自然の恵みと心の豊かさへ。と言うとたいそうな事に聞こえますが、実際の世の中は十分便利で、これ以上の便利さは過剰だと思っています。いやもう既に溢れて満腹感が常にあるかもしれません。
少し足りないくらいが心地よさを保つ秘訣かもしれないのです。

南阿蘇はその憧れの場所のひとつです。

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氷水に足を浸した様な感覚。次第になれて、心地よくなってきます。

小さな魚がいた。人も生き物も同じ水を飲みます。

無農薬合鴨農法の水田。ひなの頃から水田に入れるそうです。鴨が雑草を食べ、その糞が肥料となります。大きくなった鴨は胃の中へ。

大きくなった鴨たち。食べないよ。

オアシス米という名前の合鴨農法米でつくったおにぎり。これ以上の贅沢は必要ないです。漬け物はあってもいいか。

水は形を変え循環します。家の炊事場もトイレもその一部。

7月終わりの蛍。水の恵はここにも。ふと、ぽつんと光る蛍も風情があります。


RescueT-Shirts 2013

パトリシアです。

九州在住のクリエーターが、救いたいモノやコトへの願いをメッセージをこめてデザインした
チャリティーTシャツ発売です。

その名も、「Rescue T-Shirts Project

1枚500円、売り上げの15%は東日本大震災の復興を目的として日本赤十字社に寄付されます。

MrMax全店、MrMaxオンラインショップにてワンコイン(1枚500円)で4月25日から販売されます。

 

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もちろん、うちのデザイナーのTシャツもあります。

こちら→Tomokazu Murakami

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RESCUE: つながりの意識・共生

私たちは、他の生命と相互に関係し合っているという意識がないとき、
知らず知らずに環境を害する無責任な行動をしてしまいます。
北極海の氷が減少し、危機に瀕しているシロクマたちと私たちは確実につながっています。
このまま利己主義が続けば、行き場を失ったシロクマは私たち自身になります。
変わるときは、今です。

行き場を失ったクマのいるバラバラに砕けた流氷は人の横顔になっています。

 

ワンコインで「何かを考える」「誰かを思う」小さなきかっけを作りたい。

そんな気持ちに溢れるプロジェクトです。

他のクリエーターさんの思いの詰まったTシャツも是非ご覧ください!→Tシャツ一覧

 

 

 


ふたたびこうげ町へ こうげ帖のこと

 

パトリシアです。

週末はふたたびこうげまちへ。

すっかり、「ただいま~」 「おかえり~」 が合言葉となり、こうげの方々と再会しました。

ちょっと体調が優れなかった息子も、滞在時に三半規管の鍛えられた坂を走って登り降りします。

 

今回は巣狩谷という谷に滞在。

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おもてなしをして下さった伊藤さんは、たくあんをつけていました。

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石のせのお手伝いは「ぼくにまかせて!!」

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今回こうげ町に行ったのは、

「新こうげ主義 こうげで働く こうげで暮らす」という 町のイベントに参加するためでした。

都市住民と専門家向けの体験プログラムを回るツアーです。

●おしゃれな飲食店から山間部の集落を楽しむコース

●こうげ町を象徴する女性に元気をわけてもらうコース

●専門家の視点からこうげ町を周り意見を聞くコース

この3コースが1泊2日の日程で行われました。

 

私はうちのデザイナーについて、専門家のコースへ同行。

まずは、大正初期から続く昔ながらの製法でしょうゆを作っている「二反田醤油」を見学。

100年ほど続いている醤油屋さんで、お醤油と麹の香りでいっぱいでした。

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自然の力をかりて醤油になっていく行程を見学しました。

一連の製造作業は30代の醤油杜氏さんが一人で行っているそう。

(ちなみに杜氏(どうじ)って職人さんの事です。もちろん、私は普通に人の名前だとおもってました。)

写真は麹の品温を均一にするため、「手入れ」という撹拌作業をしている様子。

 

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醤油の瓶詰め行程の見学。

機械が入っている様に見えますが、ほとんどが手作業です。

 

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お昼は「二反田醤油」さんのおばあちゃん手作りの”煮ぐい”と、ここでつけたお漬物のおむすび。

美味しくてガツガツ食べてアップの写真を撮り忘れてしまいましたが、”煮ぐい”とは、汁が多めの筑前煮みたいなもの。

方言で煮込むことを“煮ごみ”と呼んでいたことから、“煮ぐい”になったという説があるそう。

 

2日目は大交流会

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こうげのシゴト事業参加者と、講師による事業プレゼン、展示・試食・販売と、

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こうげ町や地方の未来と働き方・暮らし方について、西村佳哲氏×江副直樹氏の対談が開催されました。

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イベントの最後に、「わたしのマチオモイ帖」出展の『こうげ帖』 のいきさつを鶴田町長に説明して冊子の贈呈式。

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鶴田町長、読んで下さったかな~

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2つ日間で盛りだくさんのこうげ町でしたが、

なによりも、「ただいま~」 「おかえり~」 の合言葉はこれからも末長く続きそうで嬉しいです。

 

 

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『こうげ帖』は、「わたしのマチオモイ帖」出展のために、

2012年の秋、上毛町という福岡最東端の町で出会い、集った人々をモデルに作成した短編小説集です。

まだご覧にいただいてない方は是非、こちらからどうぞ↓

こうげ帖web

http://pitonink.com/kouge-cho/index.html

是非、「わたしのマチオモイ帖」 九州会場にて 冊子実物も見て頂きたいです!

 

冊子の気になる中身は・・・

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3月24日(日)まで福岡天神ソラリアプラザ6Fの「わたしのマチオモイ帖」にて展示してありますので、

是非お立ち寄りください!