工夫があふれる数を教えるデザイン

アメリカでは「ホームスクーリング」と言う言葉をよく聞きます。

日本でいう義務教育期間に学習を家庭で行うこと、つまり親が教師となり子どもに学習を教えるというものです。

(日本では学校教育法により義務教育を家庭で行うことを認めていないとしています。)

教育の全過程を家庭で教えることをせずとも、小学校に入る前にプレホームスクーリングをしている母親たちが実に多いことに驚かされます。

その学習のきっかけをつくるアイディアやデザインは斬新で実に楽しいものばかりです。

そんなホームスクーリングのママ先生サイトを紹介したいと思います。

 

3歳のこどもの数学的発言を聞いて、簡単な足し算を教えることにした、元高校教師のお母さんのサイトです。

An everyday Story [A Little bit of Addition]

手を使った計算。

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1.好きなドミノを一つ選んで、ドミノの数にあった色分けしたキューブを上下に置く。

2.数字の書いてある小石を置いていき、足し算をしていく。

3.答えの数だけビーズを置く。

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こどもはおもしろくて何度も確認をしながら計算を繰り返すようです。

「お父さんが仕事に行くと、ここには僕と妹とお母さんの3人が残るね」

「妹は足が2本あって、僕も2本あるから全部で4本だね」などの息子の言葉をヒントに、こどもに手を使わせて数字を「見えるかたち」にしている工夫がいいですね。

 

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家の中のものを何でも計るマネをしはじめたこどものために作ったアクティビティー。

1~10.11~20まで理解しているこどもに対して。

1.小さなノートと鉛筆、数字カードを用意する。

2.トレイに身近な積み木や石、筆などを数点選らんで置く。

3.メジャーでどのように物を計るのかを教える。

数字を覚える事から、数字の役割までの概念がアクティビティーを通して見える化され、デザインされています。

その日から家中のものをはかり始めノートに記録を残すほどになったようです。

learning-to-measure-an-everyday-story

 

[Aprendiendo matematicas](算数を学ぶ)というサイトには、数を学ぶ時の工夫とわかりやすいアイディアがたくさん詰まっています。

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階段の引き出しをつまんで開けるとステップの何段目かが解ります。

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簡単な分数をこのように見える化しているのもデザインですね。

 

 

[the heart of Montessori]のサイトで見つけた九九の見えるかたちです。

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すこし面倒な九九だって、これなら何度でも確かめたくなります。

 

これらの事は、こどもの発達段階をよく観察することや、何気ない日常会話や、こどもが繰り返す行動などから優れたコミニュケーションのヒントを見つけたものです。

そのヒントからどう導くか見える様にかたちにしていった結果です。

概念を見える化して伝える事はデザインの本質です。

そういう意味で、こどもだけでなく私にとっても学ぶ事は多いです。

 

 


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